国民的人気者ノッポさんが語っていたストイックな素顔…「節制と挑戦」貫いた88年の生涯
次々鬼籍に入る昭和のヒーロー
「だいたい朝昼兼用の食事と、夕食の1日2食です。肉が好きで、たとえば先日は朝昼兼用にシーザーサラダ、ハンブルクステーキ、コロッケ2個、ご飯、オレンジジュース。夜は納豆、ポークソテー、みそ汁、酢の物でした。昼近くに起きて、就寝は朝4時近くですが、1日2食以外は飲み物だけで、何も食べません」
「歩くとき、移動するときなど、日頃からササッと動く。モタモタしない。たいていエスカレーターを使わず階段を上ります」
そして“これがとても大事”として「最初からできないと思わないこと」を挙げていた。
「失敗したら、そのときはそのとき。よく“年だから(新しいことに)挑戦できない”と言う人がいますが、何もしなければしないまま衰えていく一方。やったらやった分だけ、自分のためになる。これは40代、50代の中年の人も同じですよ」
そうして節制と挑戦を続けながら、88年の生涯を全うした。
SNS上では「ノッポさん、志村けん、アントニオ猪木、ムツゴロウさん……子供の時、夢中で見ていた人たちがどんどん亡くなってしまってさみしい」という中高年の声も聞かれるが、またひとり、昭和の時代を彩った国民的な人気者がこの世を去ってしまった。