キムタク「教場0」がお巡りさんから総スカン! 交番勤務を見下した指導官の決めゼリフ
「あのドラマ、いかがなものですかねえ。お巡りさんは嫌な思いをしてますよ」──警察庁OBがこう話すのを聞いた。
フジテレビ系ドラマ「風間公親-教場0-」である。
主人公の風間公親(木村拓哉)は新米刑事を一人前に育てる刑事指導官なのだが、「ほめて伸ばす」のではなく、「しごいて鍛える」というパワハラのブラック上司。期待に応えられないとたちまち見捨てられ、このときの決めゼリフが「君には見込みがない。交番勤務に戻ってもらう」だ。事件現場でも、指導を受けようと質問すると、「自分で考えて答えを出せ。答えが出なければ交番に戻れ」と言い放つ。これに交番で働くお巡りさんたちは不愉快な思いをしているらしい。
「交番勤務の警察官は能力が低いと言っているのと同じで、明らかに見下した言い方ですよね。初めの1話、2話なら、エピソードのひとつと見過ごせても、毎回となると、そういう偏見を持ったドラマなのかということになります」(放送作家)
番組の公式ツイッターでは、「交番勤務はすべての警察官が最初に経験する現場で、基礎の基礎を叩きこまれる場で“初心に戻ってやり直せ”という風間さんなりの考えが込められているんですよね」と弁明しているが、それって、体罰教師の「愛のムチだった」という言い訳と同じじゃないか? だったら「一から勉強しなおせ」というセリフにすればいい。