キムタク「教場0」がお巡りさんから総スカン! 交番勤務を見下した指導官の決めゼリフ
交番勤務ということでは、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)という楽しいドラマがある。ハコ(交番)に詰めている(勤務している)警察官たちの苦労や働きがい、失敗や手柄をコミカルに描いた傑作で、「大変だなあ。ご苦労さま」というリスペクトがあった。「教場0」にはそれがない。
■警察関係者が問題視する表現
警察関係者が問題視している風間のセリフはまだある。容疑者を自白に追い込むことを、「犯人を仕留める」という言い方をするのだ。しかし、警察の取り調べ段階では、逮捕していても、あくまで被疑者であって犯人ではない。
「取り調べの可視化が言われる時代に、被疑者を狩猟の獲物のように“仕留める”なんて言う感覚では、警察・検察内部でも人権軽視と問題になるでしょう。自白を強要するかのようなこんな刑事の調書では、公判で証拠能力が問われます。ドラマとはいえ、あまりにも実態とかけ離れていて、嫌な思いをしているのは、交番勤務のお巡りさんだけでなく、当の刑事指導官たちもそうなんじゃないかな」(ヤメ検弁護士)