"芸能界のドン"の庇護から離れた堺雅人「VIVANT」のビミョーな視聴率と今後の役者人生
堺雅人(49)が3年ぶりの"日曜劇場"枠出演となった「VIVANT」(TBS系)の初回視聴率は11.5%だった。前同枠の福山雅治(54)主演「ラストマン─全盲の捜査官─」の初回視聴率は14.7%だっただけに、この3.2ポイント差という微妙な数字が芸能関係者をざわつかせている。最近の同枠10作品の初回視聴率を見てみると、平均は13%強。最下位は2022年10月期の山﨑賢人(28)主演の「アトムの童」の8.9%でそこから数えても4番目に低い数字だ。
それでもマスコミは"好発進""大健闘"と称えているが、このドラマに投入されている破格の制作費を考えると、TBSにとってこの数字は必ずしも満足がいくものではないだろう。通常"日曜劇場"枠の制作予算は1クール4~5億円前後と言われているのだが、この「VIVANT」は桁が違う。出演者やスタッフのギャランティ、渡航費や滞在費を含めたモンゴルでのロケ、最新の映像機器等まで含めると1話1億円と囁かれている。費用対効果の観点からすると、やはり"ビミョー"と言うべきだろう。
豪華キャストを揃えたのに何故……と考えると、その理由として考えられるのは、事前の番組プロモーションがほとんど皆無だったことがひとつ挙げられる。