米倉涼子がネット配信ドラマにシフトした切実事情 収入増も叶えた「失敗しない女」の賢い選択
4月期の地上波ドラマに名前がない米倉涼子(47)だが、実は配信ドラマで活躍していた。3月17日からPrime Videoで世界同時配信されている、米倉主演のAmazon Originalドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(全6話)の評判がいいという。
同ドラマのテレビCMは、米倉が涙を流しているシーンが強いインパクトを与える。海外で亡くなった人の遺体を、国境を越えて母国の家族へ送り届ける国際霊柩送還士の物語で、第1話の先行試写会アンケートでは「満足度」が97.1%という高い数字を記録。Amazonレビューの5つ星評価は「4.7」と、こちらも併せて芳しい。
米倉といえば、「私、失敗しないので」の名フレーズで有名になった「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が看板。民放ドラマの視聴者離れや制作費の削減が叫ばれて久しいなか、同シリーズは2021年10月期の第7シーズンまで、一度も視聴率を落とすことがなかった。テレ朝を代表する強力コンテンツだけに、続編を望む声が後を絶たない。
ところが、今の米倉はハードな連ドラ撮影に耐えられる体力を持ち合わせていない。19年に、難病の低髄液圧症候群を発症していたことを公表。頭痛やめまい、倦怠感や、いつ転ぶか分からない危険と隣り合わせ。20年に所属していたオスカープロモーションを退社して独立してから、さらに22年に急性腰痛症および仙腸関節障害による運動機能障害に悩まされ、自身のライフワークとまで言わしめたブロードウェーミュージカル「CHICAGO」を降板している。