著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

「ウソ婚」「初恋、ざらり」…深夜の30分ドラマが今期も好調! 少ない予算で高コスパ?

公開日: 更新日:

《初恋、ざらり深夜帯っていうか全体的にも今クール1番じゃないかと思っている》

 と評価する声が多く見られる。

■カロリーを使い過ぎずに見る“ちょうど良さ”

 深夜帯30分枠のドラマが人気なのは、現代人の生活スタイルも影響しているようだ。

「30分枠だとテンポよく進みますし、物足りないぐらいのところで終わるので余韻も作りやすい。また原作が漫画であることが多いので、ストーリーが大きく破綻するというリスクもなく気軽に見れるため、特に仕事や家事などで忙しい視聴者的にコスパが良いのだと思います」(ドラマ制作関係者)

 平日の23時以降といえば、仕事などで1日の疲れもあるため、1時間尺の重厚感のあるドラマを見るのはハードルが高いと思う人もいるのだろう。だからこそ、カロリーを使い過ぎない程度の良質な刺激が欲しいという人のニーズに、深夜30分枠のドラマは"ちょうど良い"といえる。

「前期の日テレ系『夫婦が壊れるとき』も同様に、SNSを中心にドロドロした展開を楽しむ視聴者の声によって、放送を重ねるごとに話題となりました。30分ドラマが放送直後、TVerドラマランキング1位を取ることも当たり前になってきましたし、新人起用の実験的な枠としても成立しやすく、便利な枠でもあります。1時間枠のドラマに比べれば、予算もそんなにかからないうえに、スポンサーにとってのハードルも低いので、視聴者だけでなく制作側にとってもコスパが良い枠といえるでしょう」(同)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    阪神「老将の孤立無援化」の懸念…岡田監督に“勇退説”でコーチや選手もソッポの可能性

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    「24時間テレビ」に“旧ジャニーズ不要論”噴出…20年以上続いたメイン司会途絶えて視聴率回復の皮肉

  5. 5

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  1. 6

    巨人ドラフト戦略に異変…浅野翔吾が覚醒気配で1位は《右の大砲》から《鳥谷2世》に乗り換え

  2. 7

    「麻生派でも裏金作り」毎日新聞スクープの衝撃!党政治刷新本部座長の派閥議員は国会で虚偽答弁か

  3. 8

    松田聖子と神田正輝の心中は? 神田沙也加さん元恋人・前山剛久の俳優復帰宣言に浴びせられる非難

  4. 9

    自民党総裁選で蠢動する“生臭い”顔ぶれ…甘利、萩生田、菅が「復権作戦」を醜悪展開

  5. 10

    もはや「苦行」、「回数ごまかせる」の指摘も…24時間テレビ「やす子マラソン」強行に視聴者ドン引き