紅白歌合戦は“ジャニーズ枠”消滅で大混乱…戦力不足カバーの秘策はNHKにあるのか
ジャニーズ問題でテレビ局各局が年末特番で頭を抱えている。中でも大晦日の「NHK紅白歌合戦」出演者問題は深刻で、「去年以上に難航している。例年だと、11月中旬に紅白初出場歌手のお披露目会見がありますが、このお披露目が今後の各局の指針にもなりそうです」(テレビ局関係者)。
■昨年はなにわ男子を含む6組が出場
昨年は初出場のなにわ男子を含む6組が出場。例年だと5~7組が出場し、1グループの7、8人のメンバーに加えてバックダンサーのジャニーズJr.が加わり、コロナ禍以前は100人超のジャニーズタレントが出場。今年は事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響でジャニーズ勢はゼロといわれるだけに、紅白として戦力ダウンは確実。
また、AKB48や坂道系は主要メンバーが続々卒業。新しい学校のリーダーズや、あの(年齢非公開)が初出場候補として名前が挙がっているが紅組も苦戦を強いられている。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「何がヒットして今年の象徴になるか、と公平に考えた時に、ジャニーズを完全にゼロにする理由はないと思います。その中で候補に挙げるとすると、私はSnow ManとSixTONES(通称スノスト)の2組だと思います。彼らはヒット曲もありダンス動画で再生回数を伸ばしたりインスタグラムで新しい発信をするなど、ジャニーズタレントとして新たな試みもあり、実績と人気で申し分ない。しかもレコード会社がジャニーズの自社グループでないというところも音楽業界的に納得できる。その点、なにわ男子も人気は上昇中ですが“ジュリー藤島氏の肝いり”でデビューしたという経緯を考慮して、今回は見送るほうが無難と判断するのでは」