高梨臨、萩原利久、鈴鹿央士…深夜ドラマ“豊作”の裏に制作陣・視聴者それぞれの理由アリ
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう言う。
「地上波GP帯のドラマは、制作サイドがコンプラにビビッて、スポンサーに気を使いすぎて、あれもダメ、これもダメと結局、無難なものしか作れなくなっています。チャレンジングな企画をやりたいとなると、《まあ、深夜なら》という話に落ち着く。脚本にこだわる俳優も、意欲的なスタッフも、どんどん深夜に流れている。大物俳優でも深夜ならギャラを抑えられるし、要するに人材が集まっている深夜の方が面白い流れは今後も加速していくでしょうね」
視聴者の問題もあるらしい。
「推しの俳優が出ているドラマは“倍速視聴”はしたくないという人が多い。でも、それがGP帯のように1時間となると、億劫になって見たくなくなる。その点、深夜なら30分とかが多いので、視聴のハードルが低いわけです。コンパクトな深夜ドラマの方が《30分ならダレずに見られる》なんて話す視聴者は結構いますよ」(前出の山下真夏氏)
深夜ドラマが人気なのには、制作サイド、視聴者それぞれの理由があるようだ。