立川晴の輔が「笑点」新メンバーに抜擢! 談志の孫弟子が大喜利の座布団に座る意義
立川流は55年ぶりで4団体が勢ぞろい、大同団結も
「笑点」の大喜利メンバーを巡っては、近年、出演者の高齢化などにより世代交代が進められており、桂宮治(22年1月から)、春風亭一之輔(23年2月から)ら、若手の実力派が加わり新陳代謝が促進されている。
晴の輔もBS日テレの「笑点 特大号」の若手大喜利コーナーで活躍したり、19年に病気療養中だった6代目三遊亭円楽の代役として出場したりしてきたが、今回、ついに正式メンバーとなった。
立川流の落語家が、「笑点」の大喜利のレギュラーメンバーとして出演するのは、同番組創設者の故・立川談志師匠が1969年に番組を降板して以来、実に55年ぶり。
「立川流を入れた意義は大きいと思いますよ。これで東京の4団体(落語協会、落語芸術協会、円楽一門会、落語立川流)が揃った。日本テレビはいい人事をしたと思います。もう談志師匠が亡くなって10年以上経っているわけでね。立川流の中でも特に愛されている晴の輔が加入したことで他の師匠たちも喜んでいるでしょ。彼にとっても、立川流にとっても値千金だし、談志師匠も“俺がつくった笑点についに弟子が入ったか”と天国で喜んでるんじゃないんですかね」(吉川氏)
談志の孫弟子が座布団に座る意義はとてつもなく大きい。落語会が大同団結の可能性も出てきた。