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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

木村拓哉「Believe」初回好発進は“ご祝儀”?堺雅人や長谷川博己はやっぱり役者として格が違う

公開日: 更新日:

後輩の亀梨和也にも抜かれ

 それにしても、斎藤が話している間のキムタクのドヤ顔ときたら。

 事前番組を見たが、相変わらずのキムタク演技。しかも、刑務所シーンでは丸刈りにもなっていなくて、刑務所コスプレにしか見えない。高倉健の時代と違い、今は刑務所も丸刈り強制ではないのかもしれないが、気合を入れて丸刈りにでもしてくれれば、「やるじゃん」となったのに。

 マクドナルドにオープンハウス……キムタクのCMを受け継いだ堺雅人はキムタクより1つ下、今期の日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)で、さすがの演技力で視聴者を魅了している長谷川博己は5歳下。どちらもインタビューなどを見ても話が深い。一方のキムタクはいまだに若ぶり、痛々しいったらありゃしない。

 長年、人気アイドルとして活躍し、数々のドラマをヒットさせた功績は認めるとしても彼らと格の違いは歴然。それでも良くも悪くも注目度は高かった。しかし、テレ朝サイトのTver視聴ランキング亀梨和也「Destiny」に抜かれ現在2位に甘んじている。キムタク1強時代の亡霊に取り憑かれているテレ朝も、お気の毒。

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