水原一平事件「ドラマ化」米国では即決、日本では実現ムリ…識者が指摘する数々の障壁

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 影山氏は併せて、日米の大谷のファンの「立ち位置の違い」も影響していると語る。

「日本の大谷ファンとアメリカの大谷ファンでは、やはり、本人との『気持ちの距離』が違うのではないでしょうか。つまり、アメリカの大谷ファンの方が今回の騒動を、距離をとって冷静に見ることができるがゆえに、『こんな時期にドラマ化なんて不謹慎だ!』と強く思わずに済んでいるというのはあるでしょう。現状、日本の視聴者の気持ちは恐らく、『大谷君はつらい思いをしているんだから、しばらくそっとしておいてあげるべきだ!』といったものでしょうからね」

 最後に、影山氏は以下のようにも語った。

「今後、日本で今回と逆の状況、すなわち、日本で活躍する外国人スポーツ選手が同様の騒動に巻き込まれた場合を想定した場合が興味深いですね。つまりは、日本人が大谷に対してよりも、その選手に対して俯瞰して状況を判断するのではということです。もちろん、それほど俯瞰しなかったとしても、やはり、日本人としては裁判の結果が確定していないという点に、より強い違和感を覚えることは間違いないでしょう」

 仮にアメリカで放送にこぎつけても、それに興味を示す日本人は少ないだろう。

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