電撃ネットワーク南部虎弾さんが古い木造アパートで暮らし続けたワケ “大物芸人”が抱き続けた妻への愛
番組では、南部さんが「貯金もせず、芸にすべてをつぎこんでしまうため」と説明されていたが、旧知の知人によると、あの小さなアパートで長年暮らしていたのはいくつか理由があるという。
■壊れた携帯電話にテープを貼って使い続け…
「体を張った電撃ネットワークの芸が“過激過ぎる”と見なされ、テレビに出られなくなったことで収入が細っていったという見方もあります。番組では南部さんが質素を好んであそこで暮らし続けていたかのように見えましたが、質素な暮らしだけが理由ではなかったような気がします。もちろん、ぜいたくなどはしない人でしたが、決してケチではありませんでした。カネに困った芸人仲間に頼まれたら、何も言わず十万円くらいポンと振り込んであげるような気前が良くて優しい人でした。そんな南部さんがあのアパートにこだわっていた最大の理由は、単純に引っ越すのがイヤだったんじゃないですかね。南部さんは電話魔なのに携帯電話のプランをかけ放題に変えるのも億劫がって、平気で毎月3万~4万円払っていた時期がありました。その一方、壊れた携帯をセロハンテープで応急処置して使い続けたり…とにかく芸以外のほとんどの事に無頓着な性格なんです。大量の衣装や小道具をヨソに移すのも面倒くさかったんだと思いますよ。ショーに使うウサギやスッポンをあのアパートで飼っていた時期もありましたからね。由紀さんとの楽しい思い出で溢れたあの場所からどうしても離れたくなかったこともあるのでしょう」
ショーで糞を食べるためのウサギ、キスするためのスッポンを、あの部屋の片隅で大切に育てていたという南部さん。19日放送の「ザ・ノンフィクション」後編でも、“ショーに人生を捧げたパフォーマー”の未公開の事実がまた明かされることになりそうだ。