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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

やす子に突きつけられる女ピン芸人としての課題…「元自衛隊」の肩書いつまで? 何を目指す?

公開日: 更新日:

「元自衛隊員」の肩書と迷彩服でテレビに登場したやす子。あどけなさの残る人懐こい顔とスタジオで見せるほふく前進。「やす子」と呼ばれると「はい~」とクセの強い返事をする。今まで見たことのない新芸人はインパクト十分だったが、「これも芸?」と違和感もあった。かつて「グ~」の一声とジェスチャーで遅咲きの女芸人で注目されたエド・はるみ。ゴージャスな風貌と「35億」ネタで人気を博したブルゾンちえみとかぶって見えた。

 出てきた当時は2人ともテレビに引っ張りだこだった。毎年、旬のタレントを起用する日テレの「24時間テレビ」で2人ともマラソンランナーになった。この法則もあり、今年のランナー候補としてやす子の名前がすでに挙がっている。

 今回の初スキャンダルも含め注目度が増すやす子。まずはタレントとしての今後が気になる。人材があふれるタレント界は出入りの激しい激戦区。やす子も「はい~」の次なる一手を考える時期。女芸人には、いい見本となる人がいる。ハリセンボンの近藤春菜友近の2人だ。「角野卓造じゃねぇよ!」とキレるギャグで頭角を現した春菜。角野に続いて「ステラおばさん」から「スーザン・ボイル」まで応用編を開発。人気を安定させた。話の引き出しも増えMCの座も確保している。

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