松本潤に続き二宮和也も新会社設立で「お金が大切?」とファン疑心暗鬼…根底に創業家の"権利"も
また4月10日に設立された『株式会社嵐』の事業内容に、「ファンクラブ会員登録及び管理に関するシステムの企画」という項目があることもちょっとした騒ぎを呼んだ。『FAMILY CLUB』は『STARTO~』所属アーティスト全体のファンクラブで、登録者は約300万人。単純計算で120億円の収入になるが、ここに『株式会社嵐』や『MJC Inc.』『オフィスにの』が関わってきたことから、ファンは「私たちの『嵐』が金儲け路線にシフト変更?」と疑心暗鬼になり始めているというのだ。
もっとも、松本や嵐がこうした動きを見せている背景について、別の芸能関係者は「藤島ジュリー景子前社長(57)が、いまだに所属アーティストの音楽原盤の権利にしがみついていることへの意趣返しではないか」と指摘する。ジュリー氏は昨年10月の会見で「旧ジャニーズ事務所及び関連会社の経営から身を引く」と明言し、表舞台から姿を消したものの、旧ジャニーズ関連の権利を手放したという気配も報道もない。
エンタメ業界の権利関係に詳しい弁護士の四宮隆史氏が『株式会社嵐』の代表取締役社長に就任し、「メンバーの主体性」「クリエーターの権利の保護」という言葉を強調したのは、ジュリー氏が握り続ける権利にメスを入れようとしているのかもしれない。嵐ファンはメンバーそれぞれの動向と共に、自らの懐事情も案じなければなくなってきてしまった。