TV報道番組で相次ぐ「訂正」…スタッフ桁違いなのに事実誤認や誤った表現が絶えないナゼ
テレビの報道、ニュース番組が最近、とくにおかしい。まるで間違いだらけニュース報道だ。断片的になるが、気がついたものをピックアップしてみた。
7月8日、「news zero」が自民党・岸田総裁の記者会見の映像を流した際、「9月に控える総選挙」とアナウンサーが語った。明らかに「自民党総裁選」の間違い、考えられないミスだ。報道を担当するアナウンサーがこの時期、総選挙と総裁選を間違ったりするものか。アナウンサーが原稿をそのまま読んだとしたら書いた記者がお粗末以前だったということだが、新米でも報道担当なら間違うものだろうか。もしくはアナウンサーが単純に読み間違えたのか。しかし、新米アナでも連日総裁選のことが報じられているこの時期に間違ったとしたら、かなりのおバカさんだ。
間違いに至った過程はわからないが、要は基本のキの欠落か、それがわかっているのにデスクや上層部が指摘できない現場になっているということだろう。この時は即座にスタッフが気がついて、MCの藤井貴彦が訂正した。
認識の間違いだろうと思ったのは6月9日の19時のNHKニュース。イスラエルとパレスチナの戦争で「ハマス側 210人死亡」と出た。ハマス側? 死亡した人はハマスの人間だったということなのか。死んだ人の中にハマスがいたとしても、正確にはパレスチナ住民の間違いではないか。ハマスはパレスチナを支配している勢力だが、NHKとしてはハマス=パレスチナってこと?