仙道敦子「老け込んだ母親役」の激変ぶりが好評…“死刑囚”演じた夫・緒形直人とともに名脇役に
「93年にドラマで共演した緒形直人(56)と結婚し、96年に長男を出産してから長い休業状態に入ります。18年にTBS系『この世界の片隅に』で主人公・すずの母親役で23年ぶりに女優復帰しますが、清楚な佇まいと演技で、引き続き『母親役』が期待されました。その後も、期待に違わぬ活躍を見せていましたが、今回の変貌ぶりは、明らかに彼女の俳優としての演技力の高さを見た感じです」(前出・弘世一紀氏)
■緒形直人もトレンディ俳優でかつてはアイドル並みの人気
夫の緒形もかつては、アイドル並みの人気を誇った。
「名優・緒形拳の次男で、90年代、トレンディドラマの主役で人気を博しました。92年にNHK大河ドラマ『信長KING OF JIPANGU』に、24歳の若さで大河の主役を務めるほどでしたが、歳を重ねるごとに、名脇役として活躍の場を広げていきました。近年は悪役なども務め、『え? あれが緒形直人?』と思わせるようなカメレオンぶりを見せています」(テレビ誌ライター)
緒形は4月期のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」で、過酷な取り調べによって冤罪で死刑囚にされてしまった男性の悲憤を見事に演じきった。