三上大進さんに聞く 障害との向き合い方、パラリンピックの楽しみ方

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 元NHKパラリンピック放送リポーターで美容研究家の三上大進(33)が22日、「ひだりポケットの三日月」(講談社)を出版した。インスタフォロワーは14万人超え、性別を超えた底抜けに明るいキャラと流れるトークでバラエティー番組でも活躍。そんな三上に障害との向き合い方やパラリンピックの楽しみ方を聞いた。

 ──2018年に大手外資化粧品会社を辞め、NHKパラリンピックリポーターに転身。それまで自身の障害名については特に気になってなかったそうですね。

「NHKの面接で『障害名を教えてください』と聞かれ、家に帰って手帳を引っ張り出して初めて知りました! 障害名を与えられたことも知らずに30年間生きてきました」

 ──三上の左手は指が2本で三日月形、これが本のタイトルになってますね。

「三日月の部分を支えにすれば大抵のことはできるかな。私の場合は生まれつきなので、もしも指が10本あったら楽かな、とは思っても、不便とは感じません。10本あったら……使いこなせないかも」

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