「笑点」新メンバーに抜擢「高校野球からいきなりメジャーに行った感じでした」

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 番組出演が決まったのは、昨年の夏の終わりだったとか。

「はい。50歳になったので、もう若手大喜利を卒業しようと、プロデューサーに相談してたんです。話があると呼ばれたので、てっきりそのことかなと思ったら、『木久扇師匠の後、晴の輔さんにやってもらいたい』と言われて驚きました。与太郎風のボケが持ち味の木久扇師匠の後釜は絶対ないと思ってましたんで、『僕でいいのですか?』と聞き返したくらいです。『これまで通りにやってくれればいいから』と言われ、若手大喜利でやっていたまま、自分らしく真面目風でいいんだと理解しました」

 当然のことながら、口外できない。

「『もしこの話が漏れたら、なくなるかも知れないよ』と冗談っぽく言われましたが、顔はマジだったので、これはマジだなと感じて、その日から僕は貝になりました」 (つづく)

(聞き手・吉川潮)

立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ) 落語立川流・立川志の輔一門。1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ。岡山県作陽高校、東京農業大学農学部卒。97年、立川志の輔に入門。志の吉を拝名。2003年、二つ目に昇進。08年、東西若手落語家コンペティション・グランドチャンピオン。13年、真打ちに昇進。志の吉から晴の輔へ改名。

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