「笑点」大喜利新メンバー立川晴の輔は“いじられ優等生キャラ”に決定? TVの怖さはこれからだ
日本テレビ系の演芸バラエティー「笑点」の大喜利メンバーを林家木久扇から引き継いだ立川晴の輔、はたしてウケているのか。世帯視聴率(関東地区)を見ると、お披露目の時の14.1%(4月7日)から10.4%(5月12日)と落ちてきているのが気になる。
立川志の輔の一番弟子で、必ずしも知名だったわけではないが、師匠仕込みの滑舌の良さ、明るく軽妙なしゃべりを買われての抜擢という。関連番組のBS日テレ「笑点 特大号」にも10回以上出演していて、司会だったこともある三遊亭好楽は「すべったことのない天才」とほめる。
ただ、本人も認める生真面目な性格で華がなく、大喜利でも印象は薄い。さっそく年下の春風亭一之輔に「なんか優等生が転校してきたみたいな感じだね」とからかわれたが、泥棒、ひま人、ハゲ、ケチなど強烈キャラクターのメンバーたちに囲まれて、埋没せずにやっていけるのか。
「いじられる優等生キャラは似合ってそうですよ。司会の春風亭昇太も『これでいこうよ』という感じだったしね。でも、それって素に近いから、本人がどこまでギャグにできるか。自虐ネタにまでもっていければウケると思います」(演芸評論家)