24時間テレビ視聴率アップに「フワちゃん騒動」も貢献! 識者「ザイオンス効果」を指摘
「それもいいのですが、今回は『みんな誰かのお陰で生きられている』という視点でした。テーマが平易なので、子供から大人まで受け入れやすいドラマでした」
マラソンも及第点だという。今年のランナーはお笑い芸人・やす子(25)が務めたが、そのタイトルは「全国の児童養護施設に募金マラソン!」。高堀氏は「養護施設に募金をするため、マラソンに挑みました。そんなやす子の足を引っ張ろうとする人はまずいませんよ」と、応援されやすいテーマだったと分析。「過去にはもっとメジャーなランナーもいましたが、共感度が一番高かったのはやす子でしょう。純粋な10代とF1層(20~34歳女性)の視聴者を惹きつけました」と、若い世代への訴求力が極めて高かったのではないかと語る。
■「やす子」という名前がメディアで連呼されたことも視聴率アップに貢献
最後に、高堀氏は極めつきの要素として、やす子を襲ったハプニングを挙げた。タレントのフワちゃん(30)による「暴言騒動」である。高堀氏は「フワちゃんは結果的に格好のヒール役となりました。引き立て役です。フワちゃんの攻撃でやす子はより輝きました。やす子がフワちゃんを一切責めないところも良かったです」と、騒動はやす子にプラスの要素が満載だったと語る。