TBS日曜劇場は神木隆之介の次回作で“真の王者”へ 手がけるのは「ラストマイル」のヒットメーカー
テレビコラムニストの亀井徳明氏も「日曜劇場のイメージを、いい意味で覆してくれることに期待しています」と、こう続ける。
「これまでの日曜劇場は企業もの、事件ものだったり、派手なキャスティングなど“分かりやすい作り”で、視聴習慣のある従来のファンのリアタイ視聴者を捉えてきました。そういう意味では今度の作品は“異質”かもしれません。でも、名前だけで期待させるヒットメーカーは、どこか“分かる人だけ分かればいい”という部分が目立って時に鼻についたりするものですが、この3人の過去作を見ると、そういう“〇〇節”的なものを前面に押し出したりしない。いろんな世代や立場の人に刺さる工夫をしながらも、3人ならではの独特な世界がある。だから日曜劇場の従来のファンにも受け入れられつつ、ネットのうるさ方もある程度満足させられるんじゃないかなと思っています」
当然ながら「ラストマイル」興行収入30億円超えという大ヒットも追い風に。スポンサーが求めるコア層(13~49歳)のリアタイ視聴、配信の視聴回数、ネット上の評価、すべてを狙って“真の王者”に向かおうとするTBS日曜劇場は、勢いある女性3人のヒットメーカーで“ダイヤモンド”を手にできるか。