お笑い芸人の海外進出は成功するか?「グローバル・コメディアン」で感じた日本と英語圏の国との違い

公開日: 更新日:

「ピンポイントでウケたとしても、その先の展開として言葉や文化を知る必要性が出てくる」

 他方、「あたりまえ体操」がインドネシアで大ブレークし、2015年にアジアツアーも行ったCOWCOWは、昨今の海外進出ブームに冷静な目を向けている。「週刊プレイボーイNo.38」(集英社)のインタビューの中で、善しは「ピンポイントでウケたとしても、その先の展開として言葉や文化を知る必要性が出てくる」と語っていた。

 2010年代中盤以降、海外のスタンダップコメディアンにとってはNetflix「スペシャル」への出演がひとつのステータスになっているが、日本で話題になることはほぼない。こうした文化的なズレも、日本と英語圏の国との“海外進出”のイメージに違いを生じさせているように思う。

お笑い研究家・鈴木旭)

  ◇  ◇  ◇

 昨今、日本のお笑い芸人が海外で活躍している。その1番目とも言えるのが、とにかく明るい安村だ。●関連記事【もっと読む】とにかく明るい安村《奇跡の復活》に続け! 英人気番組BGT出演が狙える“裸芸芸人”の名前…では、安村に続くことが出来る可能性がある芸人について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」