しれっと復帰した中丸雄一、良い人キャラの「アパ不倫」はダサすぎない? 共感性羞恥を煽るエピソードの数々
約5カ月の活動休止期間を経て復帰
【「残念プロフェッショナル」の流儀】
昨年8月のアパホテル不倫スキャンダルで謹慎していましたが、約5カ月の活動休止期間を経て活動再開することを、1月3日に発表したKAT-TUN・中丸雄一。
昨年1月に日テレ女子アナだった笹崎里菜と結婚し、幸せ絶頂だったはずが、その7カ月後にとんでもない醜態を晒した中丸について、コラムニストでカウンセラーでもある堺屋大地さんはどのように分析しているのでしょうか。
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中丸雄一(「KAT-TUN」歌手・タレント、41歳)
「良い人そう」だったから需要があった
KAT-TUNとしてのアイドル活動だけでなく、『シューイチ』(日本テレビ系)や『家事ヤロウ!!!』、『朝だ!生です旅サラダ』(ともにテレビ朝日系)といったテレビ番組のレギュラーとしても活躍していた中丸雄一様。
誤解を恐れずに言うならば、彼は美形揃いの旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)のなかでは、飛び抜けたイケメンというわけではありません。また、演技の才能や音楽の才能が飛び抜けて高く評価されているというわけでもありませんでした。
そんな彼のテレビ需要が高かったのは、クリーンなパブリックイメージのおかげ。ちょっと抜けているような喋り方で温和な印象もあったため、「良い人そう」「誠実そう」といった印象が世間に浸透していたから、お茶の間の人気者になれていたのです。
中丸はアイドル随一のダサさを誇るプロ
そんな良い人キャラで売っていたアイドルの不倫スキャンダルは、なかなか衝撃的でした。
STARTO社のアイドルの熱愛報道は多々ありますが、そもそもSTARTO社で結婚しているアイドルは少数ですから、既婚者の不倫報道自体が希有。2020年に当時まだジャニーズ所属だった近藤真彦さんが、25歳年下の経営者女性と不倫していたといったゴシップなど、数える程度しかありません。
さて、そんな衝撃不倫で世間を騒がせた中丸様は、“アイドル随一のダサさを誇るプロフェッショナル”と言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、彼の不倫報道はとにかく“ダサさ”が際立っていたからです。
旧ジャニーズ事務所時代から、所属アイドルの女性絡みのスクープは多々ありましたが、往々にして「超絶イケメンはやっぱりプライベートでも激モテしているのか!」という事実を、知らしめる内容ばかりでした。
共感性羞恥心をくすぐるエピソードがてんこ盛り
たとえばお相手が有名美女タレントだったり、もしくは抱かれたい女性側が自ら擦り寄っていったりと、「武勇伝」とも呼べるスキャンダルが大半。
けれど、昨夏報じられた中丸様の不倫は、聞いているこっちが恥ずかしくなるような共感性羞恥心をくすぐるエピソードがてんこ盛りだったのです。
その年のはじめに結婚したばかりなのに、チャラく遊ぼうとしていたことが発覚したのが超ダサい。
お相手の女子大生と出会ったきっかけが、中丸様からの路上ナンパだったということが超ダサい。
天下のSTARTO社アイドルなのに、その一般の女子大生相手に20回以上も誘って断られていたというのが超ダサい。
そこそこ稼いでいたのに密会場所がアパホテルで、帰り際に相手に渡したタクシー代が7000円という、そのセコさが超ダサい。
“ダサさのデパート”は伊達じゃない!
今回の活動再開にあたり、KAT-TUNのファンクラブ向け動画でも報告しましたが、メンバーの亀梨和也さんと上田竜也さんも同席し、一緒に謝罪してもらったのが超ダサい。
このようにダサさがミル・クレープのように何層にも重なっており、“ダサさのデパート”の如し。
これからもアイドルのスキャンダルはたくさん飛び出すでしょうが、“ダサさ”という評価軸においては、中丸様越えを果たす逸材は現れないかもしれません。それぐらい前代未聞で恥ずかしいゴシップネタだったのです。
(堺屋大地/コラムニスト・ライター・カウンセラー)