しれっと復帰した中丸雄一、良い人キャラの「アパ不倫」はダサすぎない? 共感性羞恥を煽るエピソードの数々

公開日: 更新日:
コクハク

約5カ月の活動休止期間を経て復帰

【「残念プロフェッショナル」の流儀】

 昨年8月のアパホテル不倫スキャンダルで謹慎していましたが、約5カ月の活動休止期間を経て活動再開することを、1月3日に発表したKAT-TUN・中丸雄一。

 昨年1月に日テレ女子アナだった笹崎里菜と結婚し、幸せ絶頂だったはずが、その7カ月後にとんでもない醜態を晒した中丸について、コラムニストでカウンセラーでもある堺屋大地さんはどのように分析しているのでしょうか。

【こちらもどうぞ】フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  ◇  ◇  ◇

中丸雄一(「KAT-TUN」歌手・タレント、41歳)

「良い人そう」だったから需要があった
 KAT-TUNとしてのアイドル活動だけでなく、『シューイチ』(日本テレビ系)や『家事ヤロウ!!!』、『朝だ!生です旅サラダ』(ともにテレビ朝日系)といったテレビ番組のレギュラーとしても活躍していた中丸雄一様。

 誤解を恐れずに言うならば、彼は美形揃いの旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)のなかでは、飛び抜けたイケメンというわけではありません。また、演技の才能や音楽の才能が飛び抜けて高く評価されているというわけでもありませんでした。

 そんな彼のテレビ需要が高かったのは、クリーンなパブリックイメージのおかげ。ちょっと抜けているような喋り方で温和な印象もあったため、「良い人そう」「誠実そう」といった印象が世間に浸透していたから、お茶の間の人気者になれていたのです。

中丸はアイドル随一のダサさを誇るプロ

 そんな良い人キャラで売っていたアイドルの不倫スキャンダルは、なかなか衝撃的でした。

 STARTO社のアイドルの熱愛報道は多々ありますが、そもそもSTARTO社で結婚しているアイドルは少数ですから、既婚者の不倫報道自体が希有。2020年に当時まだジャニーズ所属だった近藤真彦さんが、25歳年下の経営者女性と不倫していたといったゴシップなど、数える程度しかありません。




 さて、そんな衝撃不倫で世間を騒がせた中丸様は、“アイドル随一のダサさを誇るプロフェッショナル”と言っても過言ではないでしょう。

 なぜなら、彼の不倫報道はとにかく“ダサさ”が際立っていたからです。

 旧ジャニーズ事務所時代から、所属アイドルの女性絡みのスクープは多々ありましたが、往々にして「超絶イケメンはやっぱりプライベートでも激モテしているのか!」という事実を、知らしめる内容ばかりでした。

共感性羞恥心をくすぐるエピソードがてんこ盛り

 たとえばお相手が有名美女タレントだったり、もしくは抱かれたい女性側が自ら擦り寄っていったりと、「武勇伝」とも呼べるスキャンダルが大半。

 けれど、昨夏報じられた中丸様の不倫は、聞いているこっちが恥ずかしくなるような共感性羞恥心をくすぐるエピソードがてんこ盛りだったのです。




 その年のはじめに結婚したばかりなのに、チャラく遊ぼうとしていたことが発覚したのが超ダサい。

 お相手の女子大生と出会ったきっかけが、中丸様からの路上ナンパだったということが超ダサい。

 天下のSTARTO社アイドルなのに、その一般の女子大生相手に20回以上も誘って断られていたというのが超ダサい。

 そこそこ稼いでいたのに密会場所がアパホテルで、帰り際に相手に渡したタクシー代が7000円という、そのセコさが超ダサい。

“ダサさのデパート”は伊達じゃない!

 今回の活動再開にあたり、KAT-TUNのファンクラブ向け動画でも報告しましたが、メンバーの亀梨和也さんと上田竜也さんも同席し、一緒に謝罪してもらったのが超ダサい。

 このようにダサさがミル・クレープのように何層にも重なっており、“ダサさのデパート”の如し。

 これからもアイドルのスキャンダルはたくさん飛び出すでしょうが、“ダサさ”という評価軸においては、中丸様越えを果たす逸材は現れないかもしれません。それぐらい前代未聞で恥ずかしいゴシップネタだったのです。

(堺屋大地/コラムニスト・ライター・カウンセラー)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  3. 3

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  4. 4

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  5. 5

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 8

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  4. 9

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係