(2)病院の「胃瘻を始める」はウソだった可能性

公開日: 更新日:

「お母さんは何も食べられず、このままでは危ない状態になる。明日から胃瘻をしたい」

 首都圏に住む会社員の広瀬清一さん(仮名)のもとに、70代後半の母親が入院していた地域のA病院からこんな電話があった。2024年1月のことだ。母親は突然体調を崩し、A病院に救急搬送されていた。

 知人に相談すると、「胃瘻をすれば、寝たきりになり、そのまま意識が戻らない状態になる人もいる。慎重に判断した方がいい」とアドバイスされた。

 広瀬さんは次に大学病院の医師にセカンドオピニオンで診てもらえないかと依頼した。翌日、その医師から信じられない内容の電話があった。

「お母さんは大丈夫のようですよ。セカンドオピニオンでうちの病院に来る必要もありません」

 続けて入院先のA病院からも「お母さんは病室でパクパク食べていますよ」との電話があった。

 最初の「胃瘻をしたい」との電話からわずか1日で、病院の説明の変わりようには何があったのか。また、母親の容体が急に回復した理由は何か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  3. 3

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  1. 6

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  2. 7

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  3. 8

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上