田中将大にわらわら群がる巨人の"メジャー予備軍”たち…エース戸郷は《僕らとしてはプラスでしかない》
巨人が昨28日、宮崎市内で一軍合同自主トレを開始した。
楽天から移籍した日米通算197勝の田中将大(36)も参加。キャッチボールやランニングなどをこなし、「自分のペースを守ってやりたい」と前を向いた。
練習の合間にはエースの戸郷翔征(24)と15分ほど話し込んだ。田中は「調整の仕方とか。あとは自分の経験上の話をしたって感じ。若いとか年取っているとか関係なしに、いろんな選手とそういう話ができればいい」と楽天、ヤンキースで18年間プレーした経験を後輩に伝授することを誓うと、戸郷も「普段の調整法や今までの経験を話した。あれだけ成績を残している方なので聞くことばかり、教わることばかりで、僕らとしてはプラスでしかない」と目を輝かせた。
さる球界関係者がこう言った。
「戸郷は自主トレ初日に田中が新天地で孤立しないよう、真っ先にコミュニケーションを取った。エースとしての自覚は十分だが、昨季15勝の菅野が抜けた先発陣の穴を埋めてくれる仲間が加わったというより、2013年に楽天で24勝0敗の成績をあげた際の調整法や、ヤンキース時代の経験談を聞きたい方が勝っているのではないか。巨人には『いずれメジャー』を公言している“予備軍”が多いですから」