シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(19)二・二六事件は失敗ではなかった

軍部が「皇国」という語を国民に強要し、そして戦時用語にと変えていく事件、事象といえば、二・二六事件となるのだが、この事件は歴史上では失敗したとなっている。しかし表面上は失敗したように見えて、当時の軍事指導者はこの事件を逆手にとって、軍事主導国家をつくることを企図し、成功している…
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