欽ちゃんがフジテレビの救世主に?「はやく起きた朝は…」地上波最終回“サプライズ登場”の男気
もっとも、このCMは磯野ら3人も聞いていなかったようで、ある関係者はこう言った。
「番組制作の千代田企画さんが萩本さんと深い関わりを持たれていることは有名ですけど、CMのことは聞いていませんでした。磯野ら出演者も知らなかったと思いますので、当然とても驚いたのではないでしょうか。まさにサプライズですね」
■一日限定の特別CMスポンサーとなって、フジテレビにエール
同番組プロデューサーの三宅恵介氏(76)は企画制作会社「千代田企画」社長で、フジテレビの番組を数多く制作してきた。三宅氏は「オレたちひょうきん族」での「三宅デタガリ恵介」としても知られたフジテレビの元名物社員。現在も嘱託でフジに在籍しているとされるが、その三宅氏は「萩本欽一門下」で「バラエティーにおける師匠」として萩本への崇拝を公言してきたことで知られている。
ベテラン芸能記者が解説する。
「1970年代の大人気バラエティー『欽ちゃんのドンとやってみよう!』でチーフADを務めて以来、バラエティー制作哲学のようなものを学んだそうです。その欽ちゃんから受け継いだものを根底にして制作したのが『はやく起きた朝は…』だそうで、視聴者からの葉書を読み上げて、番組を進行する手法は『欽ドン』と同じスタイルですし、視聴者を作家にするという視聴者参加型の発想も、困っても間をあけないというアドリブ対応術も欽ちゃん直伝というわけです。出演者を3人にしたのも、奇数がいいんだという欽ちゃんイズムからだそうです」