オリ山岡泰輔投手を書類送検も「起訴求めず」…オンラインカジノ賭博で吉本芸人と“明暗”が分かれたワケ
■山岡投手は自首扱い」
今月3日には、吉本興業のお笑い芸人6人が同じ単純賭博容疑で書類送検され、その際、警視庁は起訴を求める「厳重処分」を付けている。
6人の中には会社から給料を前借りして大金をつぎ込んだり、数千万円の借金を抱え、ギャンブル依存症を自覚する芸人もいた。片や「厳重処分」となり、一方は「起訴を求めない」としているが、お笑い芸人とプロ野球選手、何が「明暗」を分けたのか。
「捜査機関が認知する前に球団を通じて本人から申告があったので、山岡投手は『自首扱い』です。カジノで賭けた金額のうち、裏付けが取れたのは2万7380円です。本人の違法性の認識や期間、賭け金などの捜査結果を踏まえ、総合的に判断しました」(捜査関係者)
厳重処分同様、警察が起訴を求めない処分意見を付けることは珍しいことではないというが、なぜ明らかにしたのか。
「プロ野球選手がオンラインカジノで賭けをしていたことが発覚し、世間やメディアの関心が高く、影響を及ぼすという事情があったから。ただし、単に自首したからとか、この程度の金額だったら起訴されないというわけではなく、ケース・バイ・ケースです。あくまで今回のケースに関しては起訴を求めないということです」(捜査事情通)
山岡投手も胸をなで下ろしていることだろう。