オンラインカジノの危うすぎる実態…「3割が1週間以内に借金」支援団体の調査結果が示す依存性の深刻
芸能界やプロスポーツ界にまで拡大するオンラインカジノ問題。昨年のM-1王者「令和ロマン」の高比良くるまは、オンカジ賭博をした疑いで警視庁から任意の事情聴取を受け、活動を自粛している。オンカジ賭博は依存性の高さが指摘され、その危うすぎる実態が明らかになってきた。
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」が今月7日、オンラインカジノ被害についての調査結果を公表した。オンラインカジノによるギャンブル依存症者93人(回復中)を対象にした。
調査によると、対象者の30.1%が、オンラインカジノを始めてから「1週間以内」に借金をしていたと回答し、「1カ月以内」も33.3%いた。
「闇金への借り入れ」は、44.1%が「有り」と回答。また、オンラインカジノが違法だと「知らなかった」の回答は、半数以上の52.7%に上った。
「オンラインカジノにハマったことが原因の犯罪行為の有無」については、「有り」が46.2%。昨年12月にNPO法人「全国ギャンブル依存症家族の会」と協力して実施した、あらゆるギャンブルが混在した依存症者の家族側への調査では、犯罪率は33.8%だった。オンカジは、その数字を10ポイント以上も上回っている。