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高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

野呂佳代は助演のイメージが強いが、視聴者と同目線のヒロインとしての可能性も秘める逸材

公開日: 更新日:

 ソロになって、最初にバラエティーで人気を集めたことから、「自称女優」的にイジられることが多かった。

 しかし、2020年代に入った頃から連ドラレギュラー出演が増えて、2024年は4本の連ドラで活躍したほか、NHK大河ドラマ光る君へ」にも出演。親しみやすいビジュアルとキャラクターで世間の支持と共感を集め、今や「自称女優」とイジる人はいないだろう。

 今年4月に「タレントパワーランキング」WEBで配信された「40代女優ランキング」では10~60代男女の認知度と関心の高さを示す誘引率のデータから算出されるタレントパワーランキングにおいて、40代女優15位にランクインしていることが発表された。13位に江口のりこ、同率15位が水川あさみら、まわりは主演女優ばかりだ。

 野呂佳代は助演のイメージが強いけれど、視聴者と同じ目線のヒロインとしての可能性も秘める。

 ここ数年は松本まりか松本若菜が30代で地上波連ドラに初主演したが、この先、野呂佳代が連ドラで主演することがあれば(WEBドラマでは2019年に主演)、40代での初主演の快挙となる。

【連載】春ドラマ「女優進出組」の実力大分析

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