“最後の無頼派”「高須基仁さんを偲ぶ会」が開かれる

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 晩年はヘアヌード出版をはじめとするモッツ出版の代表として知られるが、社会人の振り出しはおもちゃのトミー。奇抜な発想でさまざまなヒット作品を生み出した。高須さんは読書家であり作家でもあったが、出版プロデューサーという肩書きについて「出版という肩書きならば誰に会ってもおかしくない」からとも語っていた。いつもなにかを激しく考えている人であった。考えすぎる人でもあったとも言える。

■ぴあ創業者は「熊のぬいぐるみ」のエピソードを

 偲ぶ会の代表として挨拶したのは、ぴあ創業者の矢内廣氏。高須さんの中央大学映画研究会の後輩だ。

 記者は中大出身ということで中大映研OBを高須さんに紹介され、個人的にも酒を飲んだりした。高須さんはともかく人を集めて飲んだり、イベントを開いたり、結びつけたり、世話を焼く気質だった。若手に説教するなどそのコミュニケーションの濃さや気性の激しさから人間関係のトラブルも少なくはなかったが、「悪名は無名に勝る」という言葉を金科玉条に最後まで攻撃的に怒って生きていた。

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