芸能界の性加害問題は「ジャニーズ事務所だけなのか」…経済界からも苦言が出た深い闇

公開日: 更新日:

ジャニーズだけなのか」と、日本商工会議所の小林健会頭(三菱商事相談役)は定例会見で記者団に向けたそうだ。

「(芸能界の)いろいろなところで(未成年への性加害が)あったといううわさも聞こえなかったわけではない。例えば、未成年の女性に対してそういうことがなかったのか」と。ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏の未成年者への連続性加害は、世界最悪級として世界中にも伝えられる。まさに「鬼畜の所業」(東山紀之新社長)だが、日本の芸能界全体に目を向けると、どうなのか。業界歴の長い広告プロデューサーがこう言う。

「もともと、テレビをはじめ、いわゆる芸能界は性(加害者)の巣窟です。たとえばある有名企業のトップ、すでに故人の方なのですが、やりたい女性をブラウン管で物色していた。『こいつ連れてこい!』と指を差すと、そのタレントが生放送の数時間後に呼び出されていたなんて話はザラ。そうやってタレントを差し出す芸能事務所にとって、タレントは金を稼ぐための道具で、テレビはそのタレントの商品価値を高めるための手段。それを買う企業のトップとが三つ巴となってきたのが日本の芸能界なのです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議