和田秀樹×藤岡藤巻GW特別鼎談(後編)~「高齢者の若返りには、恋が一番」

公開日: 更新日:

性的な“店じまい”を延ばす治療もある

藤岡 性的な「店じまい」を延ばす治療もあるんですよね?

和田 海外ではセックスできないと離婚されたりもするから、ED治療薬を処方してもらっている人がたくさんいます。EDの治療薬は動脈硬化をよくする効果があって、血管を柔らかくする作用もあるんです。

藤岡 僕も別の治療で同様の薬を処方してもらってますけど、発射したあとに負担がかかるそうなので、終わったら休むようにして愛用(?)してます。

和田 ED薬はニトログリセリンと併用するから悪いのであって、心臓にいい薬なんです。なのに、心臓に悪い薬だと思われているんですよ。

■男性ホルモン注視の効能

藤巻 和田先生のクリニックでは男性ホルモン注射も人気あるんですよね? 効果は3カ月で9万9000円。

藤岡 どんな薬なんですか?

和田 ドイツの薬なんですけど、おしりに脂の塊を作ってそこからじわじわ浸透させるんです。男性ホルモンですから、性欲も増すし、頭も冴えるし、筋肉もつくからいいと思いますよ。日本製の男性ホルモンは2週間しか持たないから、うちのクリニックではドイツ製のものを採用しています。

藤巻 投与でハゲが進行するってことはないんですか?

和田 男性ホルモンでハゲるわけじゃないんですよ。テストステロンが思春期の時に一番多いのですが、加齢によってテストステロンがDHTに化けるのが良くないのであって、そこは血液検査で判断します。

藤岡 手段はあるんですね!

和田 ありますよ。私は自分が年取りたくないから勉強するんですが、医者も勉強するべきだとは思います。

藤岡 和田先生の本にはセックスでなくても、異性に興味を持つこと、自慰でもいいから出してって書いてありますよね。

和田 少なくともエロ本やエロ動画が悪いことみたいに言うのはやめたほうがいい。性的な若さを保つことは他の若々しさにつながりますから。

藤岡 和田先生にその言葉いただいてすっかりいい気分になりました! 

藤巻 すべての源になるんだよね。

藤岡 話しやすくなったところで、この前、僕の好きなSTAP細胞の小保方晴子さんみたいなタイプをAIヌードで見つけてね。デジタルな空間で恋をするのもいいなと思いました。

藤巻 僕たちの地元の後輩・目黒蓮に負けないように僕たちも輝いていきたいですね。

藤岡 異性に関心をもって、みんなで励まし合っていくのがいいですね。

和田 「恋せよ!オトナ」がそんな若返りのモチベーションになったり、コミュニティーツールのひとつになってくれたらうれしいです。

(構成=岩渕景子/日刊ゲンダイ)

▽和田秀樹 1960年大阪府生まれ。老齢医学・精神科医。学生時代から塾を起業、受験本を出版するなどマルチタスクで活躍。2022年に出版した「80歳の壁」(幻冬舎)は61万部超えで話題に。

▽藤岡藤巻 共に1952年、東京都生まれ。74年に小学校からの同級生である藤岡孝章、藤巻直哉らでバンド「まりちゃんズ」を結成してデビュー。2004年、会社員の傍ら藤岡と藤巻の2人で「藤岡藤巻」として活動再開。08年に大橋のぞみとトリオで歌った「崖の上のポニョ」で日本レコード大賞特別賞を受賞。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  5. 5

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  3. 8

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 9

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  3. 3

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  1. 6

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  2. 7

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  3. 8

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上