5人に1人の女性が悩む「骨盤臓器脱」に画期的な治療法
メッシュ手術は、メッシュで臓器が膣から下がったり出たりするのを防ぐ治療法だ。メッシュは体と一体化し、半永久的に骨盤内の臓器をサポートする。
膣から行う手術と腹腔鏡を用いて行う手術の2通りがある。
「膣からの場合は、膣の穴の奥の方を小さく切って、そこからメッシュを入れます。腹腔鏡の場合は、膀胱、子宮、直腸をつり上げている靭帯をメッシュを用いて再建させます」
腹腔鏡を用いる方法は後から登場したもので、より再発率が低く、痛みが少なく、術後の性交痛や違和感がないなど、メリットが多い。
しかし、年齢やこれまでの腹部手術の有無など患者の条件によって、膣から行う方法が向いていることもある。医師と相談して決めることになる。
いずれにしろ、骨盤臓器脱を一人で悩む時代では、もうない。