年々増える国家試験の受験者 医療現場に“適正”はあるのか?

公開日: 更新日:

 病院はどこもチーム医療が基本です。それぞれが持つ高度なスキルを結集して、一人の患者さんの診断・治療を行います。

 そのため、医師であれ、薬剤師であれ、看護師であれ、技師であれ、コミュニケーション能力ときちょうめんさがない人は、この仕事に向きません。

 日々進歩する医療についていくには、探求心が必要です。何も考えず努力しない人は生き残れません。むろん、体力がなければ正しい判断ができなくなります。つまり、いくら性格が優しくても、生活がルーズで、人嫌いでは医療には向きません。

 せっかく国家試験に合格しても、医療の現場に立って「こんなはずじゃなかった」と失望して辞めていくのは、本人はもちろん、病院にとっても不幸なことです。医療系の仕事を志望する人は医療現場ではどんな人が求められているかを知ったうえで、資格試験にチャレンジして欲しいものです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット