元Sスケート岡崎朋美さんは椎間板ヘルニア手術で体重8㎏増
選手として復活できるかどうかはわかりませんでしたが、「何事もやってみなければわからない」というのが持論なんです。何か手段があればダメモトでやってみる。諦めなかったことが手術をしても復活できた要因だと思います。
10代の頃、橋本聖子さんが所属していた名門の実業団に入ったときもダメモトでした。私の周りでは「すぐ帰ってくるだろう」という人が大半でしたから……。
病気でも同じ。もちろん病気にもよりますけど、体が持つ治癒力にプラスして「復活できる」という気持ちが、とても大きく作用するんだと思います。それを証明したいという思いもありました。
選手を引退した今も、筋肉を落とさないようにジム通いやランニングをしています。それは腰痛ケアでもありますけど、もう二度とダイエットはしたくないからです(笑い)。
▽おかざき・ともみ 1971年、北海道生まれ。高校卒業後、スピードスケートの名門チーム「富士急行」に所属。98年の長野五輪で日本女子短距離選手として初の銅メダルを獲得した。通算5回の冬季五輪に出場し、2013年に現役を引退。現在もスピードスケートの普及に努め、メディア出演、講演、スポーツイベントなどに積極的に参加している。