乗り物には一切乗れず…比企理恵さんがパニック障害を語る

公開日: 更新日:

 ヒーリング音楽を手掛けていた宮下先生の奉納演奏が長野の戸隠神社で行われたのは、ちょうど舞台が全て終わったタイミングでした。乗り物の恐怖はありましたが、わらをも掴む思いで出掛けました。歩いて山を登ると、神々しい本殿があり、眼下には雲海が広がっていて、そのすがすがしさや安堵感に救われた気がしました。そこから少しずつ、本当に少しずつ良くなっていったんです。

 思い出したように急に動悸がする症状はしばらく引きずりましたが、今はほとんどありません。当時を思うと我ながらよく乗り切った(笑い)。あれをきっかけに健康を意識するようになりましたし、「休みって大事だな」とつくづく思います。

(聞き手・松永詠美子)

▽ひき・りえ 1965年、東京都生まれ。79年、13歳の時に「第4回ホリプロスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。同年に歌手としてデビューし、その後、女優業へと転身する。以後、映画、テレビ、舞台などで活躍。著書に「神社でヒーリング」(実業之日本社)がある。11月10日に「ぶらぶらサタデー」(フジテレビ系)が正午から放送予定。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで