ヒートショック対策3つ 湯船に入る際の声にも意外な効果が
一方、「部屋の乾燥」も危険なひとつ。暖房で部屋が乾燥すると、知らず知らずのうちに脱水症状に。その状態で脱衣所やトイレに行けば、フラッと立ちくらみしてしまうのだ。脱水によって低血圧の状態になり、血液もドロドロになっている。その意味で、部屋を乾燥させない床暖房は理にかなった暖房機なのだという。
さらに、ヒートショックにならない3つの対策がある。
「池谷院長はYouTubeで『オネェ体操』という動画をアップしています。体をもじもじさせるように小刻みに動かし、乾布摩擦のように血行を促します。2つ目は『ほっトマト甘酒』。甘酒1にトマトジュース2の割合で注ぎ、温かくして飲む。トマトのGABAが高めの血圧を安定させるのです」(前出の担当者)
そして3つ目の対策が思わず笑ってしまう。
「昔の親父のように湯船に入る際、または上がる際に『あ~』とか『う~』とか大声を出すことが大事のようです。声を出すことは血圧上昇を緩和する作用があるそうです」(同前)
あり得ないくらい熱いお湯の銭湯で、おっさんたちが「あ~」とうめくのは、ちゃんと理由があったのだ。