肝臓がん再発防止でエビデンスがある唯一の生薬「フアイア」とは

公開日: 更新日:

 そしてもうひとつ、免疫システムの異常には、免疫の混沌がある。たとえば、がんを発症しつつ、花粉症の症状が出ることがあるが、これはひとりの人間の体で免疫低下と免疫亢進が同時に起こっていることになる。

「免疫低下には免疫チェックポイント阻害剤が登場し、免疫亢進の代表的な薬にはステロイド薬があります。これらは免疫低下、免疫亢進どちらかにしか作用しませんが、フアイアは、免疫低下、免疫亢進の両方にエビデンスがあり、免疫を中庸にする。これが、ほかの薬にはないフアイアの特徴なのです」

 実際、フアイアは肝臓がんに限らず、乳がん胃がん大腸がん肺がんなどのさまざまながん(免疫低下)への有効性を示す研究結果が発表されており、また腎臓病であるIgA腎症、喘息、乾癬といった免疫亢進による病気への研究結果も発表されている。

 フアイアは、中国、米国ではがんの治療薬として承認されているが、日本では健康食品の扱いだ。しかし、これまでの「健康食品=エビデンスがない」とは違い、フアイアだけは「医薬品レベルのエビデンスのある健康食品」となる。

 金額はそれなりにするものの、副作用も非常に軽いことを考えると、従来薬では良くならない病気への打つ手として、もしもの時のために、頭に入れておきたい。

 なお、新見医師は新型コロナ感染対策としてフアイアを毎日3グラム服用しているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末