前立腺肥大症の最新手術「WAVE治療」は負担が小さく合併症も少ない
現段階での適応は、薬物療法で効果がなく前立腺の体積が30~80ミリリットルで、全身状態が不良で手術合併症のリスクが高い症例、高齢や認知機能障害で術後せん妄のリスクが高い症例、術中出血のリスクが高い症例といった既存の手術が難しい人のみが対象といった制限が設けられている。
「若年層、持病やリスクのない患者さんへの適応は、WAVE治療の安全性や有効性、長期の治療成績が確認され、日本泌尿器科学会が定める適正使用指針の適用制限が外れてからになりますね」