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最上悠精神科医、医学博士

うつ、不安、依存症などに多くの臨床経験を持つ。英国NHS家族療法の日本初の公認指導者資格取得者で、PTSDから高血圧にまで実証される「感情日記」提唱者として知られる。著書に「8050親の『傾聴』が子供を救う」(マキノ出版)「日記を書くと血圧が下がる 体と心が健康になる『感情日記』のつけ方」(CCCメディアハウス)などがある。

小中不登校30万人、ひきこもり146万人…ともに過去最多を更新中

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 たしかに、目を覆いたくなるような陰湿で凄惨ないじめや、学校側の教育機関としての資質を疑うような容認しがたい対応、心が折れるような大変問題のある“ブラック”な職場環境が実在することは事実で、そこで心が折れて不登校やひきこもりが始まるケースもあるでしょう。しかしその一方で、そこまで特別に劣悪とは言えないような状況下でも、やはり不登校やひきこもりが生じることは決して珍しくありません。そういう意味では、この問題はどんなお子さんにも降りかかると言っても過言ではありません。(つづく)

▽最上悠(もがみ・ゆう)精神科医、医学博士。うつ、不安、依存症などに多くの臨床経験を持つ。英国NHS家族療法の日本初の公認指導者資格取得者で、PTSDから高血圧にまで実証される「感情日記」提唱者として知られる。著書に「8050親の『傾聴』が子供を救う」(マキノ出版)「日記を書くと血圧が下がる 体と心が健康になる『感情日記』のつけ方」(CCCメディアハウス)などがある。

【連載】「不登校」「ひきこもり」を考える

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