「糖」を過剰に摂取すると物忘れが進むのはなぜか?

公開日: 更新日:

 認知症が進行すると、記憶力だけでなく全身の筋力も衰えます。転倒すると寝たきりのリスクはもちろん、誤嚥を起こすと最悪のケースでは死に至る危険性が高いです。

 急激な認知機能の低下を防ぐためにも、家族は本人に異常な糖分摂取の習慣がないかチェックしてください。不摂生をしているのであれば、原因となる食べ物の摂取を控えてもらう必要があります。前出の女性は、栄養ドリンク剤の摂取を控えたところ、急激な認知機能の低下は見られなくなりました。

 ほかにも、ビタミンやミネラルは認知機能や思考力を維持させると報告されています。ご家族が料理される際は、なるべくビタミンやミネラルを多く含む野菜や果物、海藻類や小魚、豆類、肉類を意識した食事メニューを心掛けるようにしましょう。

▽園田康博(そのだ・やすひろ)1986年昭和大学医学部卒業後、昭和大学第三内科入局、亀田総合病院、蒲田内科クリニックを経て、2015年東京メモリークリニック蒲田を開院し、院長を務める。

【連載】介護の不安は解消できる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都心のマンションで急増する“性感メンズエステ”驚愕の実態「まったく気付かず…」と住民唖然

  2. 2

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  3. 3

    桜井ユキが6年前、松坂桃李と演じた激しい濡れ場…朝ドラ「虎に翼」“涼子様”で人気全国区に

  4. 4

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 5

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  1. 6

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  2. 7

    阪神「常勝軍団」構築は“オカダの考え”がカギ…試合前に捕手に“講義”、名指し公開説教は日常茶飯事

  3. 8

    夏ドラマ唯一の“ロス”は読売テレビ深夜ドラマのみ?「ブラックペアン2」ですら話題にならない深刻

  4. 9

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  5. 10

    桂菊丸&泉アキ夫妻 熱海で「自給自足」スローライフ満喫