【さね松】(兵庫・甲子園口)伝統のふくさ寿司は関西で2軒だけ
このやり方でつくるふくさ寿司は関西では2軒だけ
もうひとつのポイントは油をひかないこと。こうすることで玉子の中の水分が水蒸気となって上へ上へと逃げるから、膨らんで厚みのある薄焼き玉子ができる。油をひくと水分がはじき飛ばされるため、逆にへこんでしまうのだとか。
「このやり方でつくるふくさ寿司は、関西ではウチを含めて2軒だけ。手に持っておにぎりのように食べると味がよく分かりますよ」
試してみる。3ミリほどに膨らんだ玉子は、しっかりした食感で甘め。具材それぞれの味が口の中で広がり、満足感いっぱい。甲子園球場に向かう観戦客が、弁当としてテイクアウトするのもうなずける。
大阪寿司は焼き物、蒸し物、塩漬け、酢漬け、刺し身で構成され、これにふくさ寿司を詰め合わせた「大阪ふくさ」(1400円)と、卵やかんぴょう、エビなど10種類の具材を巻いた「さね松の上巻」(1200円)が人気。元気もりもりで猛虎の連覇を応援だ。
(住)兵庫県西宮市甲子園口3-10-14
(℡)0798-64-0728
(営)10~18時(寿司)、18~24時(居酒屋)
月休