マチアプ界隈に異変。会う前の「通話デート」が増えている!女性が好感を持たれるトーク術とは

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コクハク

マチアプで痛い目に遭う男性たち

 今や4人に1人がマッチングアプリで知り合い結婚する時代。しかしそうしたオンライン上での出会いに変化が起きています。「会う前に通話をしたい」と希望する男性が急増しているのです。
 背景には意外な事情がありました。通話で気に入られるポイントも合わせて調べてみました。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 まずは男性の体験談をご紹介します。アラフォーのK雄さんは、マッチングアプリで10歳近く年下の女性と親しくなり、飲みに行く約束をしました。

 繁華街で待ち合わせ、彼女がよく行くというバーに案内されたのですが、そこは高額の料金を請求されるぼったくりバーだったのです。こうした被害に遭う男性がいまだに一定数いるのです。

 さらに、約束してもすっぽかされることも一度や二度ではないそうです。中には「5分遅れる」に始まり、「30分以内には行きます」、「1時間遅れになりそうごめんなさい」などと、どんどん時間を延ばされ、最後にはブロックされて連絡がつかなくなることも。

 さんざん人を振り回して弄ぶ悪質ないたずらがあるとK雄さんは感じています。

投資、勧誘、風俗…恋愛目的ではない女性たち
 K雄さんは本気でマッチングアプリをしているのですが、会ってお茶をしてみたら、投資や保険の勧誘だったことも何度もあったそうです。キャバクラや風俗の営業もあり、普通の女性なんてアプリにいないのでは…と、絶望しかけたのだとか。

 そのため、会う前にまず電話で確認するようにしたと話します。K雄さんが電話で「僕は投資にも保険にも興味ないし、夜遊びも風俗遊びもしませんがいいですか」とハッキリ伝えると、そうした目的の女性たちのほとんどは連絡して来なくなったそうです。

【こちらもどうぞ】マッチングアプリあるある失敗談5選。既婚者に騙された黒歴史、分かっていたつもりなのに…

勧誘女性の話しかたの特徴とは

 こうした自衛策を取るようにしたのはK雄さんだけではありません。近頃マッチングアプリでは、「会う前に通話しよう」と誘うケースが増えているそうです。K雄さんは、勧誘目的の女性は声で見分けやすいと、その判別法を教えてくれました。

 勧誘の女性は、話し慣れているため、切れ目なく会話をバーっと続けることができ、男性が口を挟む余地を与えないのが特徴だそうです。会話もかなり早口です。

 用心深いK雄さんは、こうした女性とは会わないようにしたら、勧誘に引っ掛かることが激減したのだとか。

男性が好感を持つ話しかたの特徴とは

 逆に電話をして「この人にはぜひ会ってみたい」と感じるのは、優しい話し方をする女性とのこと。勧誘目的の女性とは対照的に、ゆっくりめのリズムと温かい声の女性がいたら、ホッとするそうです。

 こうした柔らかい雰囲気の女性と、ぜひお付き合いしたいのだとか。

 男性は甲高い声ではしゃがれることが、実は苦手です。たまのデートならいいけれど、一緒に暮らすと少しうるさいかもと感じてしまうのです。

 逆に少し低めで落ち着いた声の女性とは、いつまでも一緒にいたくなるのだとか。

一番のポイントは愛情ある声
 通話デート作戦で、勧誘ではない普通の女性とデートできるようになったK雄さんは、先日ついに彼女ができました。お相手はもちろん、マッチングアプリで知り合った3歳年上の看護師さん。おっとりした喋りかたなのもK雄さんの好みでしたが、いちばんのポイントは声に愛情がこもっていることでした。

 K雄さんの話をじっくり聞いてくれて、「うん、うん」と相槌を打ってくれるのですが、その「うん」が適当なものではなく、とても心がこもって思いやりのあるものだったそうです。それで「この人は大事にしなくては」と思い、交際に発展しました。

 顔が見えない通話だからこそ、気づけることも多いのかもしれません。もしマッチングアプリで通話に誘われたら、ゆっくり優しいトーンでのやり取りを心がけると、良い印象を持ってもらえるかもしれないので、試してみる価値ありそうです。

(内藤みか/作家)

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