四面楚歌なのに辞任拒否…斎藤元彦兵庫県知事「逃げない理屈」を考えてみた

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 斎藤の凄さは逃げないことである。メディアからのあけすけな質問にも、カメラの前で表情を変えずよどみなく答える。自分のやっていることに一点の瑕疵もないと考えているのだ。孤高、信念の人である。

 斎藤は不信任決議が可決されても辞めず、解散に打って出る初の首長になるのではないか。

「パパ活不倫」を週刊誌に暴露されただけで議員辞職してしまうひ弱な政治家が多い中、これほどの“逸材”を潰してしまっていいのか。ぜひ、斎藤には国政に出て総理を目指してもらいたいとさえ思っている。 (文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

【連載】週刊誌からみた「ニッポンの後退」

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