NYタイムズが太鼓判! 富山市が世界の旅行者向け「今行くべき52カ所」で大躍進したワケ
23年の県内のインバウンド宿泊者は延べ23万5830人。コロナ禍前の19年に比べ3割減だが、22年比4倍増と好調だ。
NYTは富山市内の見どころとして、建築家の隈研吾氏がデザインしたガラス美術館や、毎年9月に八尾町で行われる伝統行事「おわら風の盆」を紹介。オススメの地元飲食店には〈フレンチビストロの「アルプ」、自然派ワインとおでんが楽しめる居酒屋「飛騨」、季節の素材を生かした和風カレーを提供する「スズキーマ」〉のほか、鉄道模型がウリの喫茶「ブルートレイン」や家族経営のジャズバー「ハナミズキノヘヤ」を挙げた。
■取材対応にテンヤワンヤ
創業45年のブルートレインの店内には、HOサイズ(80分の1スケール)の鉄道模型が走る。マスターの中村正陽さんの奥さまはNYTで紹介されたことに「びっくりしました」と語り、こう続けた。
「記事を見て来たお客さんもいらっしゃいました。朝からテレビや新聞社が殺到し、取材対応に疲れましたよ(笑)」
24年は山口、23年は盛岡と福岡が選ばれた。次はどこだろうか。