わずか0.24平方メートル! 静岡県長泉町が「世界一小さな公園」でギネス世界記録に挑戦中
来月にも結果が出るというが、実現するのか──。
静岡県の東部、富士山の南東に位置する人口約4.3万人の町・長泉町。この町にある自称・「世界一小さな公園」がギネス世界記録に挑戦している。
「世界一小さな公園は、今から30年以上前、町に道路を建設する際にできた余剰地の有効利用で町民の『ポケットパーク=休憩スペース』として造られました。建設に当たっては、役場の職員がアメリカを旅行した際に見た、オレゴン州のミル・エンズ公園(0.29平方メートル)を参考。現在、世界記録に登録されているミル・エンズ公園よりも小さな公園を目指しました」(長泉町工事管理課)
約50センチ四方のレンガに囲まれた“公園”の中には、人が1人座れるベンチのような石と、盆栽のみ。脇には「世界一小さな公園」と刻まれた石碑もあるが、一見して公園に見えない。しかし、そのユニークさから、これまでもメディアなどで度々取り上げられ、町内外で隠れた名所として知られてきたという。
「当初は職員の遊び心もあって造られた公園ですが、もし名実ともに、世界一に認定されれば、地域活性化にもつながります。そのため、クラウドファンディングも利用し、ギネス申請にかかるもろもろの費用を募りました」(同前)