加藤財務相が財務省への批判続出に「どうにもならない」とボヤキ…政治信条「万機公論に決すべし」はどこへ?
《自身の無能さを嘆いているのか》《総裁選で最下位になるわけだ》
SNS上でこんな批判の声が出ているのが加藤勝信財務相(69)だ。国民民主党が訴える「年収の壁103万円」の引き上げを巡り、財務省が税収減や財源確保を理由に難色を示しているとして世論批判が続出。同省に対する怒りが拡大していることに対し、15日に日本記者クラブで会見した加藤大臣が「努力してもこの時代、どうにもならないという思い」などと語ったためだ。
加藤大臣は「税金をかけられ、社会保険料を取られ、かといって自分の将来に展望が開けないという思い」「我々がしっかり受け止める必要がある」と説明していたらしいが、ネット上では《「どうにもならない」などと他人事のように言わず、何とかするのが政治家の仕事》《ならば財務省トップとして現場に財源を出せ、と言えばいいではないか》といった投稿が相次いだ。
■国民の所得を増やすため、万機公論に決すべしと断言していたが…
加藤大臣は旧大蔵省(現財務省)出身で、昨年9月の総裁選に出馬した際には「国民の所得倍増を命がけでやっていく」と明言。さらに総裁選の所見表明演説では「万機公論に決すべし。人びとの声を集め、良い意見を取り入れて、それを政治の中に反映していく。これが私の政治信条の基本であります」とも言っていた。