安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前
安倍元首相に恩義感じ墓参りまで希望
CNNは、2022年7月に安倍元首相が銃撃され死亡した後も、トランプが昭恵氏に定期的に電話していたとも伝えている。一方で永田町では、今回の面会は安倍元首相の周辺がパイプ役になったのではとの見方もある。
「1期目のトランプ政権時に安倍氏はトランプ氏と個人的な信頼関係をつくってきた。その際、常に安倍氏の側にいたのが、経産省出身の元官僚で政務担当の首相秘書官だった今井尚哉氏です。どうやら今井氏とトランプ氏とのコンタクトを通じて、昭恵氏の面会へとつないだらしい。トランプ氏は安倍氏にG7などで助けてもらい、恩義を感じている。日本に行って安倍氏の墓参りをしたいという希望もあるようだ」(政界関係者)
昭恵氏はファーストレディーの時ですら質問主意書に答える形で「私人」と閣議決定されている。外交的な影響力を及ぼすことはさすがにないだろうが、石破首相と安倍元首相はライバル関係だった。石破首相より先にトランプに面会し、昭恵氏はニンマリ。石破首相への嫌がらせか。
「石破首相というより林官房長官に対しての意趣返しはあるかもしれません。地元山口県では、安倍氏の影は消え、林氏が権勢を振るっている。昭恵氏は面白くないはずです」(自民党関係者)
国際ジャーナリストの春名幹男氏が言う。
「トランプ政治というのは、新政権の閣僚選びでも分かるように、個人的な関係やコネで何とでもなるというのが基本。石破首相には気の毒ですが、トランプ氏と付き合うのは大変でしょう。先が思いやられます」
個人的な関係……。石破首相には難題だ。
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安倍元首相とトランプ氏がかつて近しい関係にあったとしても、妻である昭恵氏が自ら進んでコトを起こすものなのか?●関連記事『【もっと読む】安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ』で詳報している。