著者のコラム一覧
古賀茂明元経産官僚

1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の共謀」(角川新書)、「官邸の暴走」(角川新書)

政権は官僚の行動原理を利用…霞が関の公文書“暗黙ルール”

公開日: 更新日:
厚労省の地下にあった捏造データの原票(C)共同通信社

 公文書管理法第1条には、公文書は「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」であると書いてある。しかし、官僚たちはそう考えていない。公文書は、「官僚の利権を守るための大事な財産」だと考えられているのだ。

 霞が関における公文書に関する暗黙のルールを私なりに整理すると…

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